2013年6月22日
こんにちは、増田です。
快晴ではじまった週ですが、今日は何だか雨模様。明日はまた良いお天気なのかな・・・?
この度、飲酒への欲求を抑える薬(アカンプロサートカルシウム)が厚労省に申請された。
禁煙補助剤チャンピックスと同様、中枢に作用する断酒補助剤である。
このニュースを読んで、初めて「お酒を嫌いになる薬」の話を大学の授業で聞いた時のことを思い出した。
その薬、ジスルフィラムはアルコール依存症の治療に用いられる。
アルコールは体内で、アルコール→アセトアルデヒド(二日酔いのもと)→二酸化炭素+水と分解される。
ジスルフィラムは、肝臓におけるアルコール代謝を抑制して、二日酔いの原因アセトアルデヒドを体内に蓄積させる薬だ。少量のアルコールでも飲もうものならとんでもない苦しい目に合う。
この薬、服用後2週間は持続し、その間の断酒の効果は絶大である。
奈良漬や栄養ドリンクのようなエチルアルコールを含む食品を食しただけでも二日酔いが起こる可能性があるほど、強烈(らしい。増田は服用したことがないので・・)。
このような嫌酒薬を英語でantabuse(アンタビューズ)という。
大学で、先生が 「くれぐれも 『アンタブス』 と読まないように!」 と説明して失笑を買っていた。懐かしい。
愛酒家のみなさま、コワイ薬があります。くれぐれもお酒に飲まれませんよう。。。
masuda