昨日に続き、妊娠の神秘的世界をご紹介します!
妊娠7か月目 (妊娠27週末 には胎児の大きさは身長約38センチ、体重約1200グラムになります。
脳が発達して、脳の命令で全身の機能や動きをコントロールできるようになるのです。神経系の発達もめまぐるしく赤ちゃんの五感の中で一番ゆっくり発達するのが視覚ですが、この時期はかなり敏感に光の明暗を感じるようになります。そしてお母さんの脳で分泌されるホルモンの影響で、胎児は昼夜の区別もつき、おおよそ20分感覚で、睡眠と覚醒のリズムを繰り返すそうです。
聴覚、味覚、嗅覚が発達するものこの時期です。
妊娠8ヶ月 (妊娠31週末) 身長約43センチ、体重約1800グラム。
内臓の形、機能はほぼ大人に近い状態になります。心臓は左心室、右心室、左心房、右心房に分かれているのがわかります。超音波で肺を観察すると、横隔膜が移動する様子を観察できます。胎児は胎盤から酸素をもらいますから、肺はまだ機能していませんが、誕生に備えて吸ったり、吐いたりするのに似た運動 (呼吸様運動) をしているそうです。
妊娠9か月目 (妊娠35週末) 身長約47センチ、体重約2500グラム。
この時期、頭を下にした姿勢に落ち着きます。
頭位に落ち着いた赤ちゃんには、子宮はかなり窮屈になります。羊水量も少なくなって運動が制限され、手や肘をムニュッと突き出したり、足や膝で子宮壁をポーンと蹴ったりの動きになります。胎動としては 「赤ちゃんの足?ひじ?」 と思わせられるような、モッコリとおなかが盛り上がったり、グニュグニュッとおなかの表面が波打ったり、おなかが部分的にかなり大きく動くようになります。胎動は赤ちゃんからママへ「 元気だよ!」 と知らせる便りです。1日に1回、安静にして、胎動を観察しましょう。赤ちゃんはおよそ20分おきに眠ったり起きたりしています。もし、30分以上も胎動が感じられなかったり、今までになかったような激しい動きを感じた時は、赤ちゃんからのSOSかもしれません。できるだけ早く診察を受けましょう!
妊娠10か月目 (妊娠39週末) 身長約50センチ、体重約3100グラム。
身体は四頭身になり、顔もふっくらしてきます。
妊娠36週ごろになると、赤ちゃんの膵臓 (すいぞう ) の働きが成熟して十分な量のインスリン (血糖値を調整するホルモン) を分泌しはじめます。ママがこの時期にたくさん食べて高血糖になると、赤ちゃんも高血糖になり、インスリンをたくさん分泌します。過剰に分泌されたインスリンの成長促進因子の作用で、赤ちゃんは一気に太る可能性がありますので注意が必要ですよ。
赤ちゃんが大きくなりすぎると難産になりやすく、お産が長引くと赤ちゃんが苦しくなる (胎児仮死) 心配もあります。お母さんはこの時期くれぐれも過食にならないように注意しましょう。
そして胎児は生まれてくる直前まで動いています。受精から266日目が、赤ちゃん誕生予定日!とても窮屈な状態でも胎児はモジモジと体を動かしています。産道=膣を通って生まれてきます。なので膣の中は若いころから清潔に保つよう心がけましょう。
細菌性膣炎、真菌性カンジダ (共に日和見感染が多い) 、原虫トリコモナス (性交渉による感染等) にかかっている場合は胎児にも感染してしまいますので注意が必要です。
体力が落ちている場合もカンジダ等になりやすいので携帯用ビデ等を使い、膣内を綺麗に保つよう心がけることも大切なのかもしれませんね。
これ書いてたら赤ちゃん欲しくなってしまった・・・(苦笑)
余談;ちなみにワタクシ生まれた時の体重約3000グラム (普通かな)、 しかし風貌が普通じゃなかった!
お顔がクシャクシャ (赤ちゃんは皆そうなんだけどね~) 、髪の毛はというと・・・アラーキーみたいな髪型だったそうです。頭の両サイドが生えているんですが、中央(てっぺん)が生えてない状態 (若干はあったと思いますよ) そんな私を産婦人科で見た父親はガックリと肩を落としたそうな・・・(笑)
Toaki